鳥海山北面の2コース ①千蛇谷から新山②赤川源流の法体滝

個人山行 TA
【日時】2019年4月13日(土)4月16(火)
【メンバー】単独 4/16は会員外2名
【天候】晴
【山域】地形図2万五千 鳥海山
【時間記録】①千蛇谷から新山
中島台駐車場5:10~あがりこ大王5:45~森林限界7:10~新山頂上12:00=12:50~中島台駐車場14:30


今日は高気圧の到来で最高の天気を期待したが、外輪山から新山は雲がかかり風も強い。森林限界を抜けて稲倉岳東壁の下の鳥越川を登っていく、徐々に吹き降ろしの風が強くなり時々立ち止まる又、雲に覆われ時々視界も悪くなる。千蛇谷へ入る最後の急斜面は薄い新雪に覆われアイゼンに履き替えずシールで登る事ができた。千蛇谷まで来ると噓のように風が収まったが体はバテ気味で数十メートル行っては立ち止まりの連続で新山頂上にたどり着いた。

帰路のスキー滑降、雪はウインドクラスと気味で表面がやや硬く所々が氷、高度を下げれば重い湿雪で体力を使う。何はともあれ無事、中島台駐車場に帰着。今年も来られたことに感謝する。


中島台の名物 あがりこ大王


稲倉岳東壁の下、鳥越川に沿って登る雲の流れが速い


鳥越川の上部、新山頂上から外輪山の絶景 雲流れが速い




千蛇谷に入った、外輪山の側壁は霧氷に覆われ美しい


やっとたどり着いた新山頂上


続々と登ってくる山スキーヤー。七高山や行者岳など外輪山に人影は無かった


帰路、千蛇谷を振り返る


②赤川源流 法体滝

中島台駐車場6:30~法体滝10:00~中島台駐車場11:00

今日(16日)は鳥海山に行く事になっていて、横岡集落から稲倉岳か遊佐の三ツ俣から月山森を候補に挙げていたが、13日に新山頂上で会った地元山スキーヤーの情報で麓の雪が少なくヤブになっているかもとの事。そこで中島台から法体滝に行く事にした。

始めての広いブナ原生林を登るのでGPSに法体滝近くの丸森ピーク約1100mをセットする。

昨日の雨も上がり風も弱くなったが曇り空、千蛇谷へは赤川を橋で渡るが今日は赤川に沿って右岸を登って行く。しばらくするとスノーモービルの数日前の跡に遭遇、巧みなコース取りで登っていた。モービル跡を分かれ赤川の左岸に移ってそのまま登っていた為、丸森ピークに行けなかったが同高度の樹林を抜けた台地に到着。新山や外輪山は流れの早い雲がかかり、時々姿を現す新山北壁の絶景に皆満足であった。またこの辺は自然が豊かでカモシカに会い熊の新しい足跡や斜面を滑った跡も見つけた。帰路は法体滝経由で中島台駐車場へ戻った。


赤川右岸のブナ林を行く


赤川左岸の尾根状を登ってまもなく森林限界


到着、上は強風で雲の流れが速い時々頂上と外輪が姿を現す。



法体滝にて


法体滝の全景 夏道は無いので雪のある時しかこられません