乙妻山2318

 個人山行sue

【日  時】 2019218

【天  候】 快晴

【山  域】 北信

【メンバー】 solo

【時間記録】 戸隠大橋6:40 - 佐渡山のコル8:20 – 梯子尾根取付き9:00 – 主稜線12:00 –

乙妻山山頂12:2013:00 – 氷沢川左岸13:4514:00 – 佐渡山のコル15:25

1540 - 戸隠大橋16:10                


乙妻山はパウダースノーで人気の山だ。一泊二日のコースとされているが、条件が良ければ日帰り可能で実際日帰りで入山する人が多いようだ。

 

全長17㎞の長丁場なのに出遅れてしまった。戸隠大橋の駐車場にはすでに4台の車が停まっていた。多い時には路上駐車もかなりあるらしい。佐渡山や黒姫山方面への起点にもなる。

 

ここからまず佐渡山のコルを目指す。人気の山なのでしっかりトレースがある、というよりもそこらじゅう踏み荒らされているといった感じだ。コルには佐渡山山頂方面からのシュプールもいっぱいあった。


《歩き始めはこんな感じ》

乙妻山へはコルからしばらく下り、目的の乙妻山の北東斜面からふたつ手前の梯子尾根と呼ばれている尾根に取付く。今朝のものと思われるトレースが残っていて、ところどころ強風で吹き消されてはいるがありがたく使わせてもらう。


《左の尾根を登る》

この尾根は登り返しやヤセ尾根もないしヤブこぎもないので歩きやすい。それに加え高妻山の展望がすごい。


《ド迫力の高妻山北面》

ところがトレースは標高2000mを越えたあたりでなくなっていて中妻沢にシュプールが残っている。トレースの主は山頂方面には行かなかったようだ。


《梯子尾根最上部》

最後の標高差250mの急斜面は自力ラッセルとなった。あまりの辛さに下ばかり見てラッセルをしていたが、傾斜がゆるくなってふと顔を上げると目の前に乙妻山の雄姿があった。感動ものだった。

12時までに稜線に到達できそうになければ引き返すつもりだったが何とかクリアできた。


《突然姿を見せた乙妻山山頂》

稜線上には特に危険なところもなく快調に山頂に着いた。朝の強風もガスもすっかりなくなり超絶大展望が広がっていた。


《山頂から高妻山 なかなか鋭い》


《山頂から妙高山》


《焼山と火打山》


《雨飾山~金山》


《唐松岳~白馬岳》

山頂から少し戻って北東斜面に突入。天気が良すぎてパウダーではなかったがいい斜面だ。シュプールがいくつかあったが、広大な斜面なのでシュプールのないところは簡単に見つかる。


《北東斜面はだいたいこんな感じ》


《北東斜面全景 広い!》

北東斜面を滑り終えると佐渡山のコルへの登り返しだ。春のような天気で雪が腐ってシールがダンゴになり大変だった。トレースがあったので大助かりだ。


《サルもトレース拝借》

コルに着くころには日も傾きブナの木の影が長くなっていた。再びシールをはずして駐車場に戻ると朝あった車はみんないなくなっていた。


《佐渡山のコル》