白 毛 門 (沢)
会山行 oza1
【日時】 2014年8月3日(前夜8月2日発)
【メンバー】 7人(沢隊-4人、尾根隊-3人)
【天候】 晴れ
【山域】 谷川連峰
【コース】 土合橋駐車場〜東黒沢〜白毛門沢〜白毛門〜尾根登山道〜土合橋駐車場
【コースタイム】
土合橋駐車場発 6:00〜ハナゲの滝6:30〜白毛門沢出合6:40〜タラタラのセン8:00〜大岩8:45〜白毛門山頂11:20-12:35〜尾根登山道〜土合橋駐車場着14:45
白毛門沢は6年前にも行ったことがある。この時はOGUと二人だけで、タラタラのセンの捲きで迷ったり、雪渓や最後のツメの急坂が辛った記憶はあるが、全体的には比較的良い印象だったので会山行として計画させてもらった。最近沢のメンバーも増えて個人的にはうれしい限りだ。尾根隊としても3人が参加してくれ、とても賑やかで楽しい山行となった。遠方でもある為、前夜発とし新潟を夜6時30分に出発、途中、運よく長岡まつりの花火が高速道から見えた。フェニックスまで見る訳にはいかないが、日本三大花火大会のさわりを見ただけでも感激だ。越後川口でYさんの車と合流し、水上ICで高速を降り、9時30分頃には土合橋駐車場に着いた。早速テントを設営し、宴会を始めるが、今日の疲れもあってか自分は1時間程でシュラフにも入らずそのまま眠ってしまった。皆も割りと早く寝たようで、朝4時30分には起きる。
テントの撤収を尾根隊にお願いし、沢隊は予定通り6時頃には出発する。
<沢隊は先に出発>
橋を渡り、登山道を少し行って分岐を直進し、沢に着床する。沢迄のアプローチがほとんどないことも魅力だ。
<綺麗な沢だ>
専修の五頭の沢に比べると沢のスケールも大きく、岩盤と水の景色がとても綺麗だ。30分程でハナゲの滝、長大な滝であるが、傾斜が緩い上に今日は水量も少ないので、問題なく登れる。
<ハナゲの滝・・名前なんとかして>
更に10分ほどで白毛門沢出合いとなる。白毛門沢に入るとスケールは小さくなるが、ところどころ滝が現れ、飽きさせない。
<白毛門沢出合 左が白毛門沢 直進は東黒沢本流>
<タラタラのセン手前の10m滝>
タラタラのセンを途中まで登ってみるが、さすがに登れる気がせず(会長は登る気満々であったが)、途中から捲き道に入る。(捲き道もそう楽ではないが・・・)
<タラタラのセン>
<大岩の手前>
そこからしばらく行くと初代、林家三平似の大岩に着いたので、げんこつを頭に乗せ ” ドォオ、スイヤセン! ” と挨拶をして休憩とした。
<大岩>
気分的にはもう、いいとこまで来たというイメージだが、白毛門山頂まではここまでで約半分だ。
その後約2時間半、沢を詰め、ゴーロとスラブ、草付を登って行く。山頂に近づくにつれ急坂になり苦しい。ひたすら忍の精神で登っていく。ふと振り返ると、別のパーティが上がってくる。やはり明るく綺麗な沢は人気だと思った。
<苦しい登りが続く>
<やっと山頂>
山頂に到着すると、すでに尾根隊の人達は山頂にいて、お疲れ様と声をかけてくれた。展望はやや霞んではいるが、谷川岳を始めとする谷川連峰が迫力の景観で素晴らしい。
山頂で昼食をしていたが、風もなく暑い為、自分はガスを出す気にもなれず、おにぎりやパンで済ました。約一時間の休憩の後、尾根コースを下山したが、あまりの暑さに体に熱がこもり、バテてしまった。本日一番の難所といっても過言でなかった。
白毛門沢は危険な箇所も少なく、適当な滝、岩盤のナメ床、きれいな釜なども備えており退屈しない。ピッタリと山頂に着きあげるのも爽快だ。会山行などでみんなで楽しく登るには最適のような気がする。新潟からもう少し近くにあるといいのだが。