蔵王〜高坪山

個人山行ku-ninn126
【日時】201241日(日)
【メンバー】2
【天候】曇り一時雨
【山域】
【地形図】中条
【時間記録】新潟8:20 = 蔵王9:35 − 分岐10:20 − 460mP分岐10:55 − 高坪山頂11:1511:25 − 中峰550mP11:3514:35 − 分岐15:20 − 車15:45


 またまた、高坪山に登ることにする。さて、どこから登ろうと地図を見て、今回は夏道のある蔵王集落からとする。予報では冬型で雪だるまマークだが、高曇りで薄日も差す天気だ。山の表側(海側)ルートなので、雪も大分解けていて、最初はワカンを付けずに林道を歩き始める。この奥一帯が広大なブドウ畑となっていて、地図とは大分変わっているらしい。ワイン用なのか、電熱線が張られている。


<高坪の分岐>


途中、立派な東屋が建っていたり、道標がしっかりと付けられている。分岐(高坪の分岐というらしい)から右廻りコースを行く。日当たりのよい急斜面には雪が解けているので、ワカンを付けたはいいが、歩きにくい。急斜面を登り切ると尾根上の道となり、荒川の運動公園からの道と合わさる蔵王分岐となった。


 <山頂の鐘>

端正なブナの林の中、高坪山頂へは近かった。鐘が大分出ている。男性が来週の山開きのためにお地蔵様を掘り起こしていた。雪の高さは2メートル以上もあるだろうか。私が1ヶ月以上も前に付けた赤テープは上のほうで揺らめいているので、今冬の積雪は4メートル近くもあったのだろう。


 <山頂のお地蔵様>


<山頂の道標も姿を現した>


天気は予報よりも良く、海のほうに視界が開けている。今冬4回目の登頂になったが、一番良い天気となった。下りは蔵王権現からのルートをとりたいので、縦走路を先に行った、550mピークの中峰で大休止となった。山頂からの縦走路には薄っすらとワカンのあとが確認できる。10日前の私たちのトレース跡だろうか。



テントを張り、大休止をしている時に風雨が強まるが、出発時にはまた晴れていた。ここから531mピークの大沢峰、527mピークの釈迦岳を行く。須巻集落から登った時にこの釈迦岳に登りついた。今回はここから蔵王権現を通り、林道終点へと下る。


 <大沢峰からの高坪山方面>


このあたりも素晴らしいブナの林が広がっている。途中でワカンを外す。針葉樹林帯に入ると林道に出た。林道をそのまま行くとブドウ畑に突き当たり、周囲を回るように道標が導いてくれる。10年以上も前になるだろうか。蔵王集落からの高坪山のルートが好きで大分登っていたことがあった。その時に大規模に土地を造成していたが、このブドウ畑を造っていたのか、とひとり合点する。


<立派な東屋>


 分岐に戻ってくる。下りてきたのが左廻りコースだった。林道の脇にフキノトウを見つける。そういえば、マンサクの花も咲き始めていた。厳冬を通して登った高坪山。厳しい冬の場面だけを見てきたが、穏やかな春の日差しが降り注ぎ、山全体が春爛漫≠ニなる時季ももうすぐそこだ。