川入〜代塚山

会山行ku-ninn70
【日時】2009412日(日)
【メンバー】4
【天候】晴れ
【山域】飯豊山塊
【地形図】川入・大日岳
【時間記録】 新潟6:30 = 御沢キャンプ場8:40 − 1028mP下10:0210:20 − 代塚山山頂11:0014:15 − 1028P下14:50 − 車15:30


 3月に登った代塚山。先回は藤巻集落からだったが、今回は川入集落から登ることにする。川入集落から奥の林道も除雪されていて御沢のキャンプ場まで入れた。川入集落の神社に至る尾根も良さそうだったが、今回は最短ルートで大塚山に登ることにする。天気は晴れ。もしかしたら稜線の疣岩山に上がれるかもしれないという期待があった。

 御沢キャンプ場に車を止めて歩き出す。林道を少し戻り、大白布沢に架かる橋手前の斜面に取り付く。200mほどの急登で尾根に乗り、細い尾根上を行く。山スキーのパラダイスの山にしては、適さない尾根ルートのようだ。雪が消えているところもあり、ヤブの中、イワウチワが咲き始めている。

1028m標高点下で川入の神社に続く尾根と合わさる。尾根手前は急で雪が割れているので、左側を巻きながら登る。神社への尾根は幾度かアップダウンがあるようだが、私たちが登った尾根よりも緩やかで、山スキーに適していそうだ。

 御沢から登る長坂や松ノ木尾根も指呼できる。松ノ木尾根の下部はヤセ尾根のせいか、雪が落ちてしまっているようにみえるが、剣ケ峰はまだ雪がびっしりと付いていそうだ。今までは目に留まらなかった代塚山だが、これからは周囲の山々から意識して見ることだろう。

ここから山頂は山スキーのパラダイス!!となる…わけではなかった。尾根はまた細くなり、急斜面を登る。代塚山山頂下でやっとブナが点在する斜面が広がってきた。先回私たちが登った尾根が伸びている。個人的には山スキーにはこちらをお勧めしたい。

 山頂からはパノラマが広がっていた。三国岳から疣岩山、巻岩山、鏡山の稜線が目の前だ。その奥に大日岳がより白く輝いていて見える。長坂峰を経て疣岩山に行く尾根も伸びていた。だが、先回よりも当たり前だが雪は消えていて、ヤブの箇所も多く見える。疣岩山直下は雪尻が張り出して見え、主稜線にうまく上がれるか心配だ。多分1時間半から2時間はかかるだろう。行きたかった疣岩山、見たかった本山から大日岳の主稜線。だが、気持ちは萎え、即中止とした。

時間が早かったので、次のピークまで遊びに行く。ほんの少し近づいただけで、稜線がより近くに見える。ここから長坂峰まで1時間もかからないくらいで行くだろう。どんな展望が広がっているのだろう…心残りだが、回れ右をして戻った。

代塚山には藤巻集落から3人パーティーが登ってきていた。私たちは山頂の一角にツエルトを張り、お昼の大休止とした。春の陽が降り注ぎ、ツエルトの中は温室状態で暖かく、いや、コンロを点けると暑いくらいだった。

同じルートを下山する。来る時に目を付けていた林道脇のフキノトウ採りをし、春山の楽しさを十分に満喫した一日であった。



<山頂に向かう>




<山頂と飯豊の稜線>


<遊びに行った1190mピークからの展望>


 <ブナの林の斜面を下る>