白太郎山【静かな山再び】
個人山行(なんちゃってテレマーク)
【日 時】 2023年2月11日(日)
【メンバー】 M,ゲスト4人
【天 候】 晴れ
【山 域】 朝日連峰
【地 形 図】 徳網
【実録時間】 登山口08:21 - 755m鞍部09:45 - 山頂10:42 <昼の憩い> 11:44 - 登山口12:12
朝,出がけは小雨が降っている。
著しくモチベーションが下がる。
齢を重ね体力も著しく下がっているが,モチベーションも下がる。
ここは気力を絞って山形県は小国の先,徳網を目指す。
目的地も気温は高いが,さすがに雨は降っていない。
予報通りちらほら青空も見える。
キャッシュレスの時代に現金ではあるが著しくモチベーションが上がる。
このところ,白太郎山は登山スキーはもちろんバックカントリースキー,スノーボード,尻スキー,スノーシュー,わかん,ツボ足,竹馬,逆立ちで賑わっている。
しかし!本日はいつもの駐車場所には先行の1台が止まっているだけだ。
支度をして我々も続いて歩き出す。
当然,先行者のトレースをありがたくなぞらせていただく。
小学生になりたての頃,ひらがなをなぞって書いていたようになぞることことにかけては自他共に認めるほど身に染み付いている。
最初の杉林までの急坂や杉林を抜けた後の開けた斜面に至る。
どこでも登り放題である。
登り放題であるが,なぞっていたそのトレースが緩すぎたり,どうも登りのペースに合わない。
合わないが,そうこうしているうちに先行者に追いつく。
ここからは,久しぶりにノートラックの斜面を登る。
もちろん,先行は若人が登る。
年寄りはそれを相変わらずなぞる!
【ノートラックを登り,それをなぞる。】
【元気隊員766m標高点を目指す。】
【766m標高点を巻く。】
766m標高点を巻いて755m鞍部に至る。
元気なメンバーは物足りないので,766m標高点から1回滑って登り返す。
その元気をくれ!
ここから標高900mくらいまでの斜面が素晴らしい。
ブナの配置が素晴らしい。
白太郎山のハイライトである。
【755m鞍部から緩やかな尾根を登る。】
いつの間にか恋を使う少女のように青空が広がっている。
ブナには霧氷が付いて,青空に映える。
【標高900m付近】
山頂が近づくと下にずれる締まった粉雪となる。
気温は高いが粉が残っている。
申し訳ないが落ちた霧氷を容赦なく踏みつけて登る。
【山頂は近い】
【山頂の二人】
【祝瓶山】
山頂は風も無く,日も差して先週の鍋倉山に続きフライなしで過ごせる。
いつもは山頂からわずかに下って雪庇の下で寛ぐところであるが,雪庇が大きく発達し,下まで切れ落ちている。
仕方なく飯豊連峰方面側を掘って昼とする。
残念ながら朝日連峰,飯豊連峰は雲の中であるが,帰り際に祝瓶山の山頂が一瞬見えた。
1時間ほど山頂にいたが,結局山頂には先行の二人がやってきただけで,帰りの滑りも誰にも会わずに前方3回転を交えて滑り降りるだけだった。
久しぶりに静かな白太郎山を楽しむことができた。
Y師匠と登った静かな白太郎山を懐かしく思い出した真白な一日であった。