スコッチを始めとする洋酒が昔と比べ手に入りやすい価格になったので、昔あこがれたウイスキーを中心に味見してみることにしました。名前は知っていてもほとんどが飲んだことがありません。世界を旅する気分で洋酒めぐりをしてみたいと思います。まずはモルトウイスキーです。シングルモルトは個性が強く、ブレンドは一般的にまろやかだとのこと。尚、評価はまったくの独断と偏見です。

グレンフィデック　12年

世界一売れている、シングルモルトという触れ込みです。本当なのでしょうか？鹿の絵が北欧をイメージさせます。ミーハーの私としてはどうしても有名所から手をつけてしまいます。山崎10年より芳香、甘味が強い感じですが、味は良く似ています。安いウイスキーにあるようなアルコール臭さはなく熟成を感じ、普通に美味しいです。その昔、ハワイの免税店でおみやげ用に買いました。いくらだったか忘れましたが、それなりに高かったような気がします。今は安く手に入り、いいですよね。


praice　2，480円
day　2012.4.20
評価　★★★

ザ・グレンリベット　12年
　
モルトの父と呼ばれているウイスキーです。非常にバランスが良く、一切のくせが無い。ビールでいうとアサヒスーパードライみたいな感じです。スモーキーでクセのある方が好きな人には物足りないかもです。甘味やフレーバーもほんのりとしていて、強烈ではないが、じっくりと味わうとほんのりと実に良い味がします。グレンフィディックとは逆で山崎10年より、芳香は少ないけれどはちみつのような甘味があり、飽きのこないお勧めの一品。
　



　praice　2，280円
　day　2012.4.29
　評価　★★★★

ザ・マッカラン　12年
　
シングルモルトのロールスロイスと呼ばれている銘酒です。輸入シングルモルトでは日本一の販売量ということです。シェリー樽（シェリー酒の古樽）で造られているせいか、香りと甘味が強いです。非常に滑らかでシルクのような液体に仕上がっていると思います。しかし特徴である、古いチョコレートやナッツのような味と香りが今一つなじめません。丁寧に作られ品質も高いのでしょうが味の方向性は山崎10年の方が自分には合っています。
　


　praice　3，480円
　day　2012.5.9
　評価　★★★

ラフロイグ　10年
　
初対面の人にいきなりケンカを売るアイラモルトのウイスキーです。とっても不味くオエーという感じです。調べてみると英国チャールズ皇太子愛飲とあり、慣れてくると病みつきになると言われているそうです。味と香りは色々なところで言われている通りヨードチンキと煙のいぶっている感じです。、こんなインパクトのあるウイスキーは初めてでした。デート飲みするようなウイスキーではありません。荒っぽい男の汗とタバコの臭いでむせ返るような中で飲む。正に男のウイスキーです。今のところ、硬派でない私的にはだめです。途中で中断しています。全部飲めるかなあ。
　しかし、飲む回数が増えるにつれ、だんだん慣れてくるのも事実。一本開ける頃には好きになるのだろうか。



　praice　3，280円
　day 　2012.5.16
　評価　★

ニッカ　竹鶴12年
　
ラフロイグのあまりの強烈さに負け、日本に戻ってきました。ニッカ創業者で日本ウイスキーの父と呼ばれる竹鶴正孝の名前がついている竹鶴はシングルモルトではありませんが、モルト＆モルトのブレンドでいわゆるピュアモルトと呼ばれるものです。国産12年ものでこの値段は良心的だと思います。味は穏かで甘く非常に飲みやすいがやはり、人口的なブレンド感はあります。。バニラ香はありませんがまろやかで濃く、フルーティな感じです。シングルモルトの強烈さ、ダイナミックスさみたいな部分は山崎の方が上かなあ。もっとも値段も違うので、コストパフォーマンスでは断然竹鶴です。
　





　praice　2，080円
　day 　2012.5.19
　評価　★★★

サントリー　白州　10年
　
またまた日本のシングルモルト。サントリー白州です。すっきりとした味が好きだけどシングルモルトにこだわりたいという人にはお勧めかもしれません。少しアルコールのピリピリ感はありますが、はちみつのような甘味を強く感じます。スモーキ−さは山崎ですが、甘味は白州の方が強いです。同じサントリーのシングルモルトですが違うタイプです。デザインも洗練されていて避暑地などででかっこいい人が飲むと似合います。飽きのこない都会的な良いウイスキーだと思います。
　





　praice　3，480円
　day 　2012.5.29
　評価　★★★★

クラガンモア　12年
　
スペイサイドシングルモルトの優等生と言えるウイスキー。ジョニ黒の原酒の一つにもなっているそうです。味は軽く、ピートの香りもせず、アイラモルトが苦手な人には間違いなくお勧めです。すっきりとして非常に美味しいのですが、これと言って特徴のないことか欠点かもしれません。ウイスキー通には評判が高い。
　





　praice　3，480円
　day 　2012.10.04
　評価　★★★★

グレン　マレイ　12年
　
　スペイサイドシングルモルトと書いてあるが、自分にとっては無名のウイスキーです。熟成の最後に白ワインの樽に詰め替えて仕上げるというだけあってフルーティな香りが混ざっていて、それが特徴になっています。普通に美味しく、値段も安いので万人向けかもしれません。スコットランドでは５〜６番目に売れているそうです。日本では？？？
　





　praice　2，280円
　day 　2013.1.30
　評価　★★★

ボウモア　12年
　
　アイラの女王ボウモア、ピート香、ヨード香がほどよく抑えられ、王者ラフロイグより全然飲みやすく仕上がっています。大西洋の潮風を吸収し、磯の香がすると言われています。（私にはわかりませんが。）
　とはいうもののやはりアイラモルトの特徴は十分持っているので、万人受けとは言えません。初めての人はきっと受け付けられない味でしょう。他のアイラモルトを飲んでから（1本捨てる覚悟で）から飲むと、好きになるかもしれません。
　



　praice　2，980円
　day 　2013.2.26
　評価　★★★

トマーチン　12年
　
　スパイシーでリッな味わいと、商品の説明札に書いてあり、飲んでみると確かに辛口。最初はしょっぱいのかと思ったほどです。香が薄い為か12年ものにしてはアルコールの刺激を感じるウイスキーです。水割りにすると味はまろやかになり、甘味も感じるようになります。ハイランドのシングルモルトですが、アイラ島のものとは全然違います。この個性の違いがシングルモルトの魅力といってもいいのかもしれません。ビールでたとえると、アサヒスーパードライみたいな感じ。
　



　praice　2，980円
　day 　2013.5.9
　評価　★★

宮城峡　10年
　
　年数表示のないスタンダードの宮城峡に比べると、甘味も増し芳醇な感じです。グレンフィディックなどスペイサイドのスコッチウィスキーに似た感じだと思います。10年熟成だと多少のピリピリ感は感じるものの、なんとも言えない芳醇で複雑な香で、余韻も長い。いいウィスキーなんだろうなと思うが、特徴がないともいえる。やや高めの値段とあいまって、個人的には、わざわざチョイスする必要はないかなと思えます。
　


　praice　3，992円
　day 　2014.9.9
　評価　★★

タリスカー　10年
　
　スコットランドのアイランズ（諸島）スカイ島の唯一の醸造所のシングルモルト。アイラモルトほど強烈ではないがピートの香が強い。余市、ジョニ黒の臭いの基といったものが入っています。10年熟成ながらピリ感はなく、甘味も十分あり、なめらかだと思います。最初から4杯位飲んでしまいました。ビールでも濃い味が好みな方には受け入れられると思いますが、スーパードライ派の方には受け入れられない味でしょう。自分的にはピート香は苦手だったのですが、あれこれスコッチウィスキーを飲んでいるとなぜか癖になってきます。けっこう旨いなこれ。もう一度アイラモルトに挑戦してみようかな。
　

　praice　3，000円
　day 　2014.10.14
　評価　★★★★

アードベッグ　10年
　
　性懲りもなく、アイラモルトに挑戦です。王者ラフロイグ、女王ボウモアと並ぶアイラの銘酒アードベッグ。瓶は深い緑色だが、液体色は薄く、冷却濾過を行っていないので少し濁っています。度数は46℃。はたして味はいかにですが、やはり強烈なピート、ヨード臭が鼻を突きます。しかしラフロイグから比べれば少しやわらかいかな。味は良く似ていて煙味の中に甘味もやってくる。これを愛飲していると言えば通っぽく、頑張れば好きになるかもしれませんが、今の段階ではタリスカーやボウモアの方がやはり旨いと思います。ツマミも合うものを探すのは難しいでしょう。


　praice　4，814円
　day 　2015.2.14
　評価　★★